よりよい生き方を求めて

ライフハックについて思索

幸福について

前回までは目標実現について書いた.

目標実現のゴール,それは幸福になることである.

今回は幸福について考えてみたい.

 

幸福,幸せは誰もが求めるものである.

幸福には2種類ある.

それは,

 

・パラダイス

ユートピア

 

である.

パラダイスとは,幸福の絶頂,つまりこの上ない快感を得る状態である.

一方,ユートピアとは,穏やかな幸せ,と形容できる.

 

パラダイスは一時的なもの,ユートピアは持続的なものである.

 

人は快楽を得るために生きているのか,穏やかな幸せを得るために生きているのか.

 

その答えは人ぞれぞれであるが,私なりの所見を述べてみたい.

それは,

人間はユートピアを求めて生きるのがいい

こう考えている.

 

その理由について説明する.

パラダイスの問題点とは何か.

それは,

・快楽は一時的なものである.

・求め続けると際限がない.

・他者依存する傾向にある.

といったものが挙げられる.

何かを求め続けるというのは,その分自分の時間やお金といったリソースが割かれてしまう.

これはこのブログの方針である「自由に生きること」からは離れていくと言うことができる.

 

自由,それは自分の人生を自分でコントロールしている感覚を言う.

他者依存に生きている限り,本当の意味での自由に生きることはできない.

パラダイスがなぜ他者依存であるのか.

それは快楽というのは,他者との関係性の中で生まれるものであるからだ.

わかりやすいもので言えば,性欲の解消である.

パラダイスを求める行動の代表として,金銭の派手な浪費が挙げられる.

ナイトクラブ,酒,女,に浪費する.

それは一時的には楽しいかもしれない.

しかし,金をいくら使っても減らないという人は少数である.

多数の人間は金銭に限度がある.

また金のあるなしに関係なく,人間は刺激に慣れる生き物である.

それまで快楽だったものに慣れ,さらなる上位の快楽を求め続ける.

欲望にはきりがないのである.

 

・・・

 

対してユートピアはどうか.

その優れた点は,

・自分一人で完結することができる.

・時間,場所を問わない.

・持続可能的である.

 

ユートピア,は手に入れるもの,というより,心の平安に近いものである.

だから他者に依存することはないし,お金が絡んでくることもない.

ある程度の生活水準が確保されたら,誰でも達成可能な目標なのである.

本来の”幸せ”はユートピアに存在している.

パラダイスが不足を満たすことによって,一時的な快楽を得るのに対し,ユートピアは,満たされた状態の中で,満たされて過ごすことを言う.

何かを手に入れるために消耗する必要がないのだ.

 

安定的な幸福は,ユートピアの中にある.